ブランドは売り時も肝心

ブランド好きの友達がいます。

ブランドは売り時も肝心 私には高級ブランド品を買うことが趣味の友達がいます。私自身はブランド品を買うお金もあまりなく興味もほとんどないのですが、友達は働き始めてからというもの自分好みのブランド品を揃えることを趣味として様々なブランド品を買い続けておりました。私にはあまり価値が分からなかったのですが、友達は新しいブランド品を買う度にこれはあそこのブランド品、これはここ、と細かく説明してくれたものでした。おかげで自分は1つもブランド品を持っていませんが、ブランド名と品物に関してだけは妙に詳しくなってしまいました。

友達のブランド品集めも一部屋ブランド品が埋め尽くすほどになった頃、私の娘が成人しました。娘は買い物が好きでブランド品を持つことに憧れていたのです。ある日娘の鞄がいつか見たものに似ていて記憶を探すと、なんと友達が説明してくれた高級ブランドの鞄でした。娘にそのようなものを買えるお金などありません。その鞄をどうしたのか聞くと、友達が溜まりにたまったブランド品を1つくれたとのこと。これには驚きを通り越して唖然としました。友達のブランド好きもここまできたか、と思いながらひどく喜ぶ娘を見て娘もブランド品集めに走ってしまうのではないか、家にはそんなお金がないぞ、と少し不安に思うのでした。